フサキ日記

鳥の羽根、じっくり見たことありますか?~形が違うのにはワケがある~

みなさん、こんにちは。
アニマルキーパーのSです。
 
今回も動物たちの知られざる魅力をご紹介していきますね。
さて、今回クローズアップする動物は「鳥」です。
 
鳥と人間の大きな違いは、なんだと思いますか?
体の大きさ? それとも、鳴き声でしょうか?
 
もちろん、違いはたくさんあります。
私たち人間とは進化の過程で全く違う姿になりましたが、その体には、一つ一つにちゃんとした理由があるんです。
特に鳥の体は、大空を「飛ぶ」ために特化した、いわば機能美の塊なんですよ。
 
鳥たちは「飛ぶ」ことで行動範囲を広げ、エサを探し、子孫を残していきます。
今回は、私たちにはないこの「飛ぶ」という能力に焦点を当てて魅力を紹介いたします。

 
まず、鳥が飛ぶために欠かせないのが「羽根」です。
 
羽根を一枚一枚よく見てみると、生えている場所によって少しずつ形が違うことに気づきますか?
それぞれに大切な役割があり、その役割に適した形をしているんです。
その一部をご紹介しますね。
 
●風切羽(かぜきりばね)

羽ばたきで推進力をだしたり、揚力を得る役割があります。
風を受けるほうが短く、流れるほうが長くなっているので羽根の真ん中の「羽軸」より左側が短く、右側が長い場合右翼に生えていた羽根だとわかります。
 

●尾羽(おばね)
飛ぶときの舵取りやブレーキの役割をしている羽根です。

ベニコンゴウインコが枝に止まろうとするとき、この尾羽を扇のようにパッと広げる姿は大変綺麗なんですよ。
(実はケイちゃん、飛ぶのが少し苦手なので、飛んでいる写真がお見せできず残念です…!)

 
このように、鳥の種類によって飛び方や暮らしが違うので、羽根の形も様々です。
 
ここ石垣島には、たくさんの野鳥が暮らしています。
もし見かけることがあったら、ぜひ翼や羽根の形にも注目して観察してみてください。きっと新しい発見があって楽しいですよ!
 
 

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