フサキ日記
2025年08月08日
北海道グルメ・ランチブッフェと大浜豊年祭に寄せて。
– 折口信夫
“The Dream at The End of The World”
– Michele Green
いよいよ今週末から17日まで、ISHIGAKI BOLD KITCHEN|北海道グルメ・ランチブッフェが開催されます。「石垣島に北海道がやってくる!北の大地の恵みを、この夏、この島で。」と癖の強い広告ですが、これは本当の気持ちなんです。石垣島ではなかなか出会えない北の大地の恵みが並ぶなんて!島に住み働く私たちにとって、これは本当にありがたいことなんです。なにしろ、「北海道出身の総料理長が故郷を想い厳選した食材を取り寄せる」という粋な企画です。朝のブリーフィング情報によれば、「料理・デザートの食材や醤油にも北海道産を使用している」とか。その抑えどころのキレは、結局は、レストランの持ち主の精神が創っています。愛しかないです。BOLD KITCHENの料理はいつも素晴らしいです。席に少し余裕がある平日がなんと言ってもおすすめです。休日は(ほぼ)満席です。
実は、八重山に移住してくる人々の中には北海道からの方々が意外に多いです。私が西表島に住んでいたときに、北海道から来た方と一緒に働くことがありました。彼らがいうには、ただただ、南国の生活は憧れだった、と。そして、北の大地と西表の大地の空気は似ているとも言っていました。日本の地の果ての北の生活が懐かしくなるような空気が南の果ての地の西表にもあるというのです。「地の果て」から「地の果て」に来た彼らはそう言っていました。ミシェル・グリーンの「地の果ての夢・タンジール」(河出書房新社, 1994) を思い出します。「そこに行けば、ただ空だけがある」(ibid., 第三章)。八重山は彼らにとっては郷愁と夢が同居する場所だったのです。
ISHIGAKI BOLD KITCHEN|北海道グルメ・ランチブッフェの詳細は、このリンク先にあります。予約はお早めに。そして、お時間に余裕を持ってきてください。ISHIGAKI BOLD KITCHENのランチブッフェの品々を食べ尽くすにはゆっくりお時間をとっていただきたいです。
ご予約の際の注意書きにちょっと気になる文言が。。。「海鮮丼は4歳以上のお客様お一人につき一杯のご用意となります」と。一人一杯制限の海鮮丼はそれほどに美味いのか!人気なのか!であります。
まさに、フサキビーチリゾートは夏休みシーズン本番です。八重山の空は陽がたくさんあたりますから、空気の濁りを感じさせない透明な光の世界です。旅の楽しみの抑えどころのキレが抜群なのが八重山の大自然の魅力。その八重山・美しい夏空の下で、美味しい食事で元気に夏休みをお過ごしください。
– マーケティング部・エンタメ担当:二村俊和
附記 |
先週末、大浜豊年祭へいきました。そこは、まさに「そこに行けば、ただ空だけがある」素晴らしい世界でした。今日のBlogではその大浜豊年祭の写真を掲載に挑戦しています。この八重山の祭りの風景を見ていて、わたしはダライ・ラマのこの言葉をふと思い出しました。「一度しかない人生を 今を大切に生きましょう」。