フサキ日記

2025年07月23日

閏旧暦6月1日。フサキビーチが星降る夜となる、新月。


月と白い桟橋と西表島、月の道 *撮影 | 北島清隆さん
 
 

“In watching the moon, she acquired the certainty of the expansion of time by depth and emotion, range and infinite multiplicity of experience.”
– Anaïs Nin, “A Spy in the House of Love”

月をみつめていると、
多様な体験が感情の深みでまじりあい、
時が広がってゆく。
– アナイス・ニン「愛の家のスパイ」

 
 
八重山の常夏。2025年は384日あります*。365日よりも29.5日多い今年、夏が長く感じます。そういえば、19年ごとに満月が同じ日に現れることを古代バビロニア人が発見し、太陰暦を作ったのは紀元前432年。そして明日、7月24日は太陰太陽暦 / 旧暦の6月30日。さらに明後日は、7月25日は閏旧暦6月1日です。2回目の6月の始まりは、星降る夜となる、新月です。

フサキビーチで過ごす星降る夜や月夜は、まさに息をのむほどに美しいです。この夏、この感動を皆様と分かち合いたく、ささやかながら「Island Echo」と題したちいさなコンサートを開催しています。八重山ゆんた、沖縄ポップス、そして世界の音楽の調べをフサキビーチに響かせながら、この雄大な自然の中で「今、ここに生きている」という喜びと感謝の気持ちを表現できることを、心から光栄に思います。
 
 


フサキビーチの森のライブ、演奏 | 仲田かおりさん、渡慶次康之さん
*撮影 | 北島清隆さん
 
日中の暑さが和らぎ、夕暮れから夜にかけてフサキビーチを吹き抜ける風は、まさに癒しの風。星降る夜や月夜に奏でられる音楽とともに、石垣島のビーチでしか味わえない、この上なく感覚的な時間をお過ごしいただけます。言葉では伝えきれない音楽と自然の美しさが織りなす感動が、演奏者の方々の切実な思いとともにまっすぐに心に響きます。ディナーの後は、ぜひお立ち寄りください。
 
マーケティング部・エンタメ担当:二村俊和
 
 

[附記]
今週は台風の予報が出ております。もし台風が接近した場合でも、セントラルビレッジにてIsland Echoのアンプラグド版「台風ライブ」の開催を予定しております。

**2025年は、旧暦において6月が2回ある「閏6月」となる珍しい年です。これは、旧暦が持つ季節とのずれを調整するために追加される「閏月」によるもので、この結果、2025年の日数は384日になります。
**日本本土とは異なる気候と文化を持つ石垣島を含む沖縄県では、暦の使われ方や季節の感じ方も独特です。特に八重山の人々は旧暦を重んじる風習を大切にしています。

RECOMMEND PACKAGE おすすめプラン