フサキ日記

八重山の盆行事《ソーロン》アンガマ

みなさま こんにちは!
先日の獅子に続き、本日はソーロン「アンガマ」のご紹介です。

 

アンガマとは、グソー(後生・あの世)から来たとされるウシュマイ(お爺さん)とウミー(お婆さん)がファーマー(子や孫)を引き連れて家々を回り、先祖を供養するものです。

 

アンガマは各地域で大体19:00頃から始まります。
今回は新川と大浜へ見学に行ってきました。

 

遠くから聞こえてくる、三線や太鼓の音と歌声、ウシュマイとウミーの声がする方へ向かいます。

 

こちらは新川(アラカワ)の登場の様子です。

 

 

 

そして、こちらは大浜。

 

 

 

訪問先に到着すると、まずご仏壇にウートートー(お祈り)。

 

 

 

座開きのあと、

 

 

ファーマーがご先祖様へ踊りを披露。

ファーマーたちはこの世の人ではないから仮装しなければならなく、顔を隠しているんですね~。

そして、たくさんいます。

踊りの間には、見物人からの質問にウシュマイ・ウミーが裏声で答える珍問答があります。

 

今回聞いたやり取りでは、男の子がウシュマイたちに「どこから来たの?」と訊いたところ
-あんたはどこから来た?
と、逆に質問。

-福岡
と答える男の子に
-JTA○○便だな
などと言って、会場が笑いに包まれていましたよ^^

 

会場にはこんなに見学の人が!

 

 

 

 

そして、大浜では一味違うアンガマが楽しめます。
ウシュマイ、ウミーの他に、「アーパー」と呼ばれる名脇役が!
アーパーにはいろんなバリエーションがあるそうです。

 

こちらは、白い顔のアーパー(アメリカ出身らしいです)と、ダンボールのアーパー

 

ダンボールさんは、ちょっとおしゃれでした。

わかります?頭に載った光るもの。ティアラです^^

 

 

アーパーとは、ご先祖様以外でお盆にこの世に帰ってきている『得体の知れない霊』のようなもののようなもの。
おちゃめにしか見えないのですが、悪さをした子供に「そんなことしたらアーパーが来るよ!」と言うとホントに怖がるそうです^^
(アーパーをアッパーと言ってしまうと「おばあちゃん」という意味になります。注意^^)

 

そんなアーパーについてのやり取りがこちら↓

アーパーの性別を訊かれて、ウシュマイが「男だよ」と紹介してます^^

 

 

約1時間、踊りや問答を繰り広げたあと、次のお宅へと三線の音色とともに移動していくのでありました。

 

 

同じアンガマでも、各地域でお顔が違います。

 


いろいろと見て回るのも楽しいですよ♪

 

 

 

 

 

 

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